16. 1月 2014 · ピアノと息の関係1 はコメントを受け付けていません。 · Categories: ピアノレッスン, 音楽表現

 

■息、してますか?

ピアノを弾く方に質問です。


弾いている間、呼吸してますか?
いつ吐いて、いつ吸ってますか? 
弾いている間、自分がどんなふうに呼吸しているか、自覚がありますか?


うーむ、考えたことない?
もしかして呼吸してないかも??


実は、演奏する時、呼吸はとっても大事。
何がいちばんいいかといえば、

息を吐きながら弾く。です。
もうちょっと言うと、
フレーズが続いている間は息を吐き、フレーズの切れ目で吸う。

これをやると、自然にフレーズがつながり、
ほどよく自然なところで切れて、また新しいフレーズが始まる・・・・という
美しいサイクルができあがります。

いわば「歌うような」
生き生き(息々)としたフレージングになっていきます。

なぜなら、音楽とは本質的に歌であり、
歌というのは、まさに呼吸によって成り立っているものであり、
息を吐いている間に声が出て、フレーズの切れ目で息を吸って、
また息とともに声を出して・・・という行為が歌になっていくからです。

そして、音楽を聴く側も、生きている限り呼吸をしているので
演奏者の呼吸に、知らず知らず引き込まれていきます。


■楽器だって歌だから

以前の記事
楽器の演奏で「歌う」とは? でも書いていますが、
楽器の演奏でも「歌う」というのはとっても重要なことです。
弾く人が「内なる歌」を歌っていてこそ、
聴く人に豊かな音楽として伝わっていくのだと、私は思います。

その内なる歌を、身体を通して楽器に伝える時に、
それを介在するのが呼吸です。

声帯で音声を出さずとも、フレーズにそって呼吸していることで
内なる歌が、ちゃんと楽器に乗っていきます。

管楽器の場合は、実際に息を使うので、
あたりまえですが、音楽は呼吸とともに生じます。
演奏することと呼吸をすることは自然と一つになっています。

けれども、ピアノの場合
息のことなど考えなくても鍵盤を押せるので、
呼吸のことが問題にされることはほとんどありません。

私は、芸大にいたころ習ったピアノの先生に
呼吸の使い方を初めて教えられ、大発見でした。
秘伝を教えてもらったような気さえしました。

そして今でも
あのとき教えてもらったことは正しかった、と感じています。


次回は、私が体験的に感じた、実際の呼吸の仕方のコツをお伝えします。

 

 

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