15. 7月 2014 · コード独学する人に伝えたいコツ2・明るい/暗いはけっこう大事 はコメントを受け付けていません。 · Categories: コード理論, ピアノレッスン

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コードを身に付けて使えるようになるためのコツ、だと私が考えるもの。

前回はまず「完全5度」という音程から始めました。

前回の記事
コード独学する人に伝えたいコツ1・音楽は耳と手でやろう

 

■5度ができたら、次は3度
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さて、完全5度がつかめるようになったら、次です。

ふたたび右手をご用意ください。

とりあえずCでやりましょう。

親指は。小指はに置いて。これ完全5度。

そして、中指を見てください。中指はどの鍵盤の上にありますか?

おそらく普通の手のサイズの方だったら、中指はだと思います。

なんか別の場所にあった方は、ミに置き直してみてね(^^;;

 

はい、これが有名なドミソ。鳴らしてみて。味わってみて。

これが、つまりCメジャー(Cと表記)というコードになります。

 

この、親指・中指・小指 という、一個とばしでほぼ均等な間隔が、

「基本形」という和音の形です。そして

今できている、親指と中指の位置関係を「3度」というのです。

つまり、ここではドとミの関係・間隔です。

 

何が「3」なのか。

みなさん「ドレミファソラシド」って言えますね?

今は鍵盤の黒とか白とかは気にしないで。

完全、カタカナで考えてください。

そしたら、今弾こうとしているコードのいちばん下の音を

番め」としてみてください。この場合、ド。

→ レ → 。 ドから数えて、ミは番め

だから「3度」というのだと思ってていいです。

ちなみに「ソ」は「ド」から数えて何番め?

→ レ → ミ →ファ →番めですね。

だから「5度」というのです。

 

つまり、親指・中指・小指で、一個とばしでほぼ均等な間隔をとる

「基本形」という形は、でできているということです。

これ大事!

コードというのは1・3・5!

これ、唱えて覚えてください(笑)

これを、いつ、どこの場所でも作れるために、

まず外側である「完全5度」をキッチリ固めておく必要があるのです。

完全5度をちゃんと作ってから、その真ん中に「3度」をはさむ。

これが、私がおすすめする、コード理解の方法です。

はい、もう一度。

コードというのは1・3・5!!

 

■3度には2種類ある
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さて、完全5度の間に3度をはさんで、1・3・5。これが基本形。

それはわかりました。

しかし、もう一つチェックポイントがあります。

3度には2種類あるのです。

今、鍵盤の上にあるのは、親指・中指・小指で ですね。

そしたら、その中指のを半音下げて、黒い鍵盤にしてみてください。

つまりミ♭。 → ド・ミ♭・ソ

あら、暗い。

・・・て聞こえます?

もう一度、元のに戻して。ド・ミ・ソ

あら、明るい。

・・・て聞こえます?

 

できれば、これ、そう聞こえてほしい〜〜。

明るい/暗い、って聞こえてくれると話が早いんだ〜〜。

単純かつステレオタイプではあるけれど、

この違いを 「明るいか暗いか」で聞くことができたら

とりあえず、あなたは

てっとり早く西洋音楽をやるための、基本的な耳を備えていることになります。

 

もし、そうではなく、まったく異なる感性で聞こえているとしたら、

西洋音楽をやるにはちょっとハードルが高いかも・・・あるいは

和音という概念を持たない日本伝統音楽とか

もっと複雑かつ微細な音程を使いこなすインド音楽とか

現代前衛音楽などに向いておられるかもしれません。

 

まあ、余計な話はおいといて。

とにかく、明るい/暗い がけっこう重要なのが

現在主流の西洋音楽なので、

そういうふうに聞こえるという前提で進めますね。

 

ド・ミ・ソ が明るく聞こえるのは

ドとミの関係が「長3度」だからです。

ド・ミ♭・ソ が暗く聞こえるのは

ドとミ♭の関係が「短3度」だからです。

 

でました。3度には2種類あるんです。

「長(ちょう)」と「短(たん)」

何が長くて、何が短いの?っていうと。

 

ドからミまでの間に半音がいくつあるか、鍵盤を見ながら数えてください。

 →ド♯(レ♭)→ レ   →レ♯(ミ♭)→

はい、半音は 4つ分あります。

 

そして、ドからミ♭までは

 →ド♯(レ♭)→ レ   →レ♯(ミ♭

半音は 3つ分ありますね。


4つと3つの違いです。

半音4つ分の方が距離が長い。だから「長」3度

半音3つ分の方が距離が短い。だから「短」3度

「長」は英語でいうとメジャー。

「短」は英語でいうとマイナー。

なので、

ドに対してミが長3度となっている ド・ミ・ソ

呼び名はCメジャー(Cと表記)。明るい。

ドに対してミ♭が短3度となっている ド・ミ♭・ソ

呼び名はCマイナー(Cmと表記)。暗い。

そういうことになります。

 

つまり、コードが明るいか暗いか、

長調か短調か、決定するのは3度なのです。

5度はそのことに関与しません。

5度というのはある意味、もっとざっくりした「屋台骨」のようなものです。

光か闇か、わかれ道は3度。

3度をどっちにとるかで、現れる世界は全く違ってきます。

それほど、3度というのは、西洋音楽では重要な役回りなのです。

 

■ふたたび。5度を作って、次3度
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というわけで、まとめ。

・親指と小指で完全5度を作って、その間に中指で3度を入れる。

・その3度は「長」なのか「短」なのか。

・わからなくなったら、1と3の間の半音を数える。

 半音4つだったら、長。

 半音3つだったら、短。

 

なんですがね。

ほんとは、いちいち半音数えてほしくなんかないの。

そこは耳で聴いて「明るい!暗い!」で判断しようよ、って思います。

 

どこでもいいから、完全5度を作る。

もう「ド」からは離れましょう。どこか別の場所で。

たとえば、じゃあ、親指をラ(A)にして。

そしたら、小指はミですね。

完全5度を作ったら、間に3度を入れていっぺんに弾く。

はい、明るい/暗い、どっち?

明るいのがAメジャー(A)のコード。

暗いのがAマイナー(Am)のコード。

この場合、長3度はド♯、短3度はドになりますよ。

 

いろんな場所で、こういうのを何度もやって実感しましょう。

この3度、明るいの?暗いの?

このコード、明るいの?暗いの?

 

もちろん、コードには他にもたくさん種類がありますが、

まずは、このメジャーとマイナーについて

パッパとわかる耳ができればいいなあ、と思います。

西洋音楽の基本ですからね。

この感覚に耳が慣れていくことが、

本当の意味で、コードと、そして音楽を使いこなせる第一歩だと

私は思っています。

 

 

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