11. 8月 2015 · コードはベースから聴け!ピアノ耳コピのコツ はコメントを受け付けていません。 · Categories: コード理論, ピアノレッスン

musician playing a guitar

 

少し楽器を弾ける方ですと、

好きな曲を耳コピして、自分なりに弾いてみたい!

と思ってチャレンジをされる方もいるかと思います。

 

耳コピー、つまり

楽譜に頼らず自分の耳で聞き覚えて弾くこと。

これができるかどうかは、音楽の基礎力に直結しますから

プロ志望の方とっては必須のスキルといっていいでしょう。

 

特に、ピアノやギターなどのコード楽器の方にとっては

今なんのコードが鳴っているのかわかることが不可欠ですから

コードを聴き取ることを何度もやって、耳を鍛えるといいと思います。

 

さて、楽曲のコードを聞き取ろうとする時、

多くの方がやりがちなことは、

ピアノの人ならピアノやキーボード、

ギターの人ならギターを一生懸命聞いて

コードを探し出そうとすることなんです。

 

実はこれ、悪くはないけど、あんまり良くもないです。

ちょっと効率悪いし、正確さもいまいちになります。

なぜなら、ピアノもギターも

役割としては全体の中の中音域の部分を埋めているだけなので、

「コード感」は醸し出しているけれども

決定的な「コードの柱」を担っているわけではないからです。

 

コードの柱とは何か。

それは「ルート=根音」です。

 

バンド音楽もクラシック音楽も含めて西洋音楽というものは

ルート=根音 という土台の上に、あらゆる上の音を乗せていく構造であり

そのルートこそがコードの「主(あるじ)」。

つまり、コードの名前を決定しているのは、この「主」の音なのです。

 

具体的にいいますと

たとえば、Am7(ラドミソ)があったとして。

ピアノやギターの上物(ウワモノ)は

ドミソとか、ソドミとかだけやってる場合だってけっこうあります。

なんでかっていうと、ベースが「ラ」をやることになっているからです。

 

つまり、ベースの役割とは基本的に

コードの大文字部分(すなわちルート)をがっちりやることなのです。

必ず1拍めや、その他の拍でもコードの変わり目には

絶対にこの大文字部分をやっています。

そうでないと曲が成り立たないのです。

(余談:いわゆる分数コード、C/Dとか、では分母をやります)

 

なので、コードの決め手はベース。

Am7だったら、ベースの音がAであってはじめて

Am7が確定するわけです。

 

で、さきほどの例。

バンド音楽のお約束ごとにおいては

ベースがとっている音を上物が重複しなくていい(またはあんまりしない方がいい)

とされていることが多いです。

なので、ピアノやギターは案外アッサリと「ラ」を抜いて

ドミソとか、ソドミとか弾いているだけだったりすることもよくある、と。

 

そうしますと、ピアノやギターだけ聞いて音をとっている人は

「あ、ここはドミソやってるみたい、じゃあCだね。」

なんていう勘違いもありがちということです。

 

ちょっと待て、と。

ベースを聞け、と。

ベースが「ラ」やってんだろ、と。

てことは、Am7なんだよ、と。

 

そういうわけです。

 

まあ、これは簡単な例ですけど、

もう少し複雑なコードになってくると、

ほんと、ベース聞いてないと曖昧になっちゃってしょうがないです。

 

普通に音楽を聴いてきた人は、だいたいの場合

ベースの音なんて注目したことがないので、

まず低音を聞き取るということが難しく感じるでしょう。

でも、少しでもアレンジしようとか、自分なりに弾こうとか思う方は

歌や自分の楽器ばかりじゃなくて、

もっと広く全体の楽器を聴ける耳を育てていく必要があります。

 

まずはベースを聞き取る。

そして、これがルートだな、という音を感じ取る。

ルート上に乗った他の楽器とのコンビネーションでコード感を感じ取る。

これで、コード決定です。

 

少なくとも、ベースだけわかれば

コードの大文字部分は決定できるわけですから

とても早くて効率がいいですよ(^ ^)

 

そしたら、ピアノソロアレンジの場合、左手の一番下、小指で

ベースとおんなじ音を弾けばOKです。

左手小指はベーシストだと思ってください。

 

耳コピ&ピアノアレンジには必殺技です。

ぜひお役立てください。

 

 

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