15. 4月 2016 · 大塚彩子「森羅万象〜ピアノで語るゼーガペイン〜」メイキング1・レコーディング&ミックス はコメントを受け付けていません。 · Categories: 作曲, 大塚彩子の音楽活動

sinrabanshouS

 

数年間音楽活動の現場から離れていた大塚彩子が

新作CDつくりました!

2016年4月13日発売

森羅万象(ありとあらゆるもの)〜ピアノで語るゼーガペイン〜

です。

ご紹介
2006年テレビ東京(サンライズ製作)放映のロボット・アニメ『ゼーガペイン』のサウンドトラックとなった切なくドラマティックな楽曲を2016年、作曲家・大塚彩子自身がピアノでセルフ・カヴァー。
2013年より音楽療法士に転身した独自の立ち位置から、今の時代の大人にふさわしい、深く心の奥へ旅する癒しのピアノ音楽として蘇らせる。番組のオープニング・テーマ「キミヘムカウヒカリ」(作曲:新居昭乃)もピアノ・ヴァージョンで収録。

 

制作・発売はツナゲル・クリエイション。

夫と私でやってる自社レーベル、つまりインディーズです。

ちなみに、配信販売開始は4月27日から。

iTunes、大手配信サイトの他、高音質ハイレゾ配信も予定しています。

 

発売までの間、公式ブログでは何度か作るにあたっての思いなどの記事を書いていますが、

参考:
2/22 森羅万象(ありとあらゆるもの)〜ピアノで語るゼーガペイン〜CD発売します

3/17 ご予約感謝!CD「森羅万象〜ピアノで語るゼーガペイン〜」

4/13 森羅万象(ありとあらゆるもの)〜ピアノで語るゼーガペイン〜今日発売です

発売後ということで、こちらの音楽ブログでは

これができるまでのメイキング紹介や、曲解説など

やっていきたいと思います。

 

 というわけで今日は、CDを作るはじまりと、録音について。

 

いちばん大事な一人から始まる

 

さて、私が今回の企画を思いついたのは2015年10月。

 

 「CDを作ろう」と思った時、

一番最初に考えるべきことは何だと思います?

 

いや、これはおそらく人によって、

あるいはレコード会社さんによっても違うのかもしれませんが、

私の場合、ぜったいに一番最初に考えるべきことは

「どういうクオリティで録るか。」です!

 

どの程度のスタジオで、どのレベルのピアノ(楽器)で

そして、レコーディング&ミックス・エンジニアさんは誰で。

ここ、いちばん大事。

それによって、どの程度のクオリティの音になるかが決まるからです。

 

もちろんそこには予算という要素も絡んでくるわけですが

で、私としては

インディーズといえどもここはケチるとこじゃない!

ということを判断し

そしたら頼むエンジニアさんは決まっていました。

 

それは、10年前にゼーガペイン・サウンドトラック1・2でお世話になった

吉田俊之さんです。

吉田さんは、数々の有名な作家さんたちの劇伴も手がける超ベテラン。

その生音へのこだわりがたいへん信頼できるエンジニアさんです。

そしたら今回、吉田さんしかないでしょ!

 

というわけでご連絡をとり、企画をお話ししたところ

2つ返事でOK!

それのみならず、適切なスタジオをどんどんご紹介〜ブッキングしてくださり

アレヨアレヨという間にレコーディング日程が決まっていったのでした。

 

いちばん肝心要(かなめ)の方に

こうしていちばん最初に支えていただいてスタートできたことは

ほんとに感謝感謝なのです。

 

録音現場はこんなかんじ

 

今回ほとんどの録音を、この紀尾井町サロンホールで行いました。

客席を作ってコンサートもできるサロンなので、広い!

そこにこんなにたくさんマイク立ててます。

ぜいたく〜〜。

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ピアノはスタインウェイのD型、フルコンサート・グランド。

音の伸びが違います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

ここ、紀尾井町サロンホールは裏に「紀尾井町スタジオ」を併設していて、

録音環境はバッチリなのです。

 

2日間で計13曲を弾き倒し、やりきった感いっぱいのところで

最後にみんなでパチリ。

 

青いセーターの方が吉田俊之さん、

黒いセーターの方が紀尾井町スタジオのハウスエンジニア・元木一成さんです。

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全くの偶然なのですが、

私たち3人、みんな東京芸大だった!

吉田さん、管楽器科。

私、作曲科。

元木さん、音響創造科。

年齢順に並べてみました(笑)

 

実は、このスタジオには、裏に隠し部屋があって

なんとベーゼンドルファーが置いてあるのです。

シャレで1曲だけ弾いてみました。

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その曲っていうのは「僕らは明日夢の存在になる」。

自分的には後期ロマン派を狙ったクラシカルな曲なんですが

この渋めなピアノの音が雰囲気に合っていたので、採用にしました。

 

同じ日に、スタインウェイとベーゼンドルファー

両方弾いて録音する・・・なんてぜいたくなんでしょう(^ ^)

 

ミックスに込められた意図

 

 さて、録音が終わると次の作業はミックスです。

録音したものを、その曲にふさわしい音質に整え、

全体の質感や雰囲気を決定していきます。

これは吉田さんの独壇場。

私は最後にチェックしてイメージのすり合わせをしていきます。

この作業は麻布台のサウンドシティで。

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今回、吉田さんと私で合意したミックスのコンセプトは、

「ピアノソロだけどサウンドトラック」。

 

つまり、通常のクラシックだと、ピアノソロの音作りというのは、

あくまでも原音に忠実に

ステージで弾いたらステージで弾いた通りの音を

そのまま再現するような方向性で作っていくのが王道です。

 

だから、1枚のアルバムの中でも

どの曲もそれほど音は変わらないわけです、普通はね。

 

だけど、今回はそういう方向じゃなくて

元のオーケストラバージョンのサウンドトラックの1曲1曲が持つ世界観を

彷彿とさせるような雰囲気をピアノ1本で作ろう!ということなのです。

 

だから、曲によって音と雰囲気を自在に変えるということ。

 

そのために、あらゆるワザを駆使していただいて

こんなコトも、あんなコトも・・・実はしてます。

 

実際聴いていただくとわかるかと思いますが

同じピアノなのに、曲によってかなり音が違う、でしょ?

 

それは、曲の持つ世界観に合わせて

音作りをしているからなんですよー。

 

というわけで、録音&ミックスは、

こうした録音音楽において屋台骨のようなもの。

それを構築していただいた吉田俊之さん

ありがとうございました!

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次の記事→  森羅万象 メイキング2・ジャケットデザイン

 

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